本会議で賛成討論者として立ちました<働き方改革関連法案>

近況報告活動報告

    今国会の再重要法案である「働き方改革」関連法案は、6月29日、参議院本会議にて自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決されました。それに先立ち、そのだ修光は与党を代表した賛成討論者として弁論いたしました。
    今回の「働き方改革」関連法案は、介護保険制度を超える改革と言えます。70年ぶりに労働基準法が改正され、史上初めて、三六協定でも超えてはならない、時間外労働の限度が設けられました。かつて「24時間働けますか?」というCMが流行りました。しかし、この法案によって、24時間働き続けなければならない長時間労働社会に、国として「NO」を唱えたのです。
    これからの日本は、子どもを育てながら働ける、介護をしながら働ける、副職を持てるなど、いろいろな面で柔軟に働けるようになり、多様な人材に就労の機会を与え、それが日本の新たな経済成長の砦となるでしょう。
    ところでこの法案には「高度プロフェッショナル制度」が一本化されています。私も委員会の地方公聴会や参考人招致などで様々な意見をうかがいましたが、優秀な人材の過労死や海外流出を助長させるのではないか、という不安の声も少なからずあります。またこの改革で、日本全体の7割の雇用を支えている中小企業はどのように変わるのか、深刻な人で不足に直面している介護の現場はどう変わるのか。
    これらの不安や疑問については、これからもていねいに国民に説明し、今後の労政審などでしっかりと議論し現場の変化を見ながら改善していくのが良いと思います。3年に一度見直す介護保険制度のように、今回の「働き方改革」もそのような見直しを定期的に行っていくことが大事であると思います。