全国老施協が特養、デイサービス、ショートステイにおける現場からの取りまとめをしてくれました。厚労省の担当局と連携して解決していきます。
現場から寄せられている課題と対応
1)介護現場では、マスク、手指等消毒アルコール、手袋、ガウン/エプロン、フェイスシールド/ゴーグル等の衛生用品の入手が極めて困難な状況になっている。
→布製マスクで時間を稼ぎながらサージカルマスクを介護現場にも供給できるよう働きかけます。防護服の手配も急ぎます。
2)施設職員・面会者からの広がりのみならず、特に、デイサービス、ショートステイの利用者や、在宅利用者への訪問サービスを行った職員から広がることが懸念される。
→保健所からケアマネにもれなく情報提供を行うよう、徹底してもらいます。
3)デイサービス、ショートステイの利用控え
→どのくらい利用控えがあるのか、電話での対応可との取扱いが、どの程度、功を奏するのか調査検討をお願いしたいと思います。
4)緊急事態宣言該当地域から家族が帰省するケースがあり、困っている。
→ご家族の皆様、どうか、緊急事態宣言該当地域からの移動はお控えください。それ以外の地域でも、移動は危険です。お控えください。
5)先行事例からの学び、検討を行いたい。介護関連施設でのクラスター感染が出てきています。現場関係者は、先行事例から、何が具体的な検討課題なのか、知りたいと言っています。
6)感染した事業所や地域の利用者、職員等が差別的な取扱いを受けているところもあるようです。→感染予防を徹底し、もし周りで罹患者が出ても、差別するのではなく回復を応援し、感染拡大防止策を冷静に徹底しましょう。憶測を呼ばないためにも行政からの迅速で十分な情報提供が必要です。