介護現場を守る➖令和2年度第一次補正予算成立

近況報告活動報告

昨日、令和2年度補正予算が成立いたしました。

新型コロナウイルス感染症から介護現場を守ることは、地域医療提供体制への圧迫を防ぎ、ひいてはすべての日本国民を守ることに繋がります。なぜなら、介護現場にいらっしゃる方々は、高齢で、身体も弱っている方々が多く、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが最も高い方々だからです。介護現場にウイルスを持ち込まない、ウイルス感染を広げないために、何ができるのか。

現場、政府と活発にコミュニケーションを取ってきました。
ひとつの節目として補正予算が成立いたしました。

補正予算分の事業をしっかりと現場に届ける。
不足分についてはまたしっかりと要望をしていき、PDCAを回していきましょう。

現下の我が国におけるマスクの需給状況の逼迫を踏まえ、介護施設や障害者施設等がマスクを安定 的に入手できるよう、医療用以外の一般用マスクについて、国がメーカーから直接買い上げた上で、地 方自治体を経由して介護施設等へ安定的に流通させることを目的とする。【262億円】
介護施設等において、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、都道府県が介護施設等へ配布する消毒液等の卸・販社からの一括 購入、介護施設等の消毒・洗浄、高齢障害者向けの感染症予防の広報・啓発、簡易陰圧装置・換気設備の設置に必要な費用を補助する。
【規定経費対応】
介護施設等において、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、多床室の個室化に要する改修に必要な費用を補助する。【42億円】
休業要請を受けた通所介護事業者等のサービス継続に対する支援【68億円】
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う第1号介護保険料減免に 係る保険者への財政支援
【96億円】
介護支援専門員及び特別養護老人ホーム等のユニットケア施設の職員(ユニットリーダー、施設管理者)の在宅等での 研修の受講を促進するため、通信教材(電子媒体を想定)を喫緊に作成する。【4.6億円】
居宅においても健康を維持するために必要な情報について、広報を行う。また、散歩支援機能等の運動管理ツール、高齢者用スマホ等を用いたコミュニケーション、ポイント付与等の機能を 有するアプリ等によって通いの場機能を補強する。【4.0億円】
介護事業所におけるICT導入の加速化支援:今般の新型コロナウイルス感染症の発生により、感染症予防のための取組等が求められるなど、職員の業務負荷が増えている現状 を踏まえ、業務負担の軽減や業務効率化を図るため、更なる拡充を行う。【規定経費対応】
地域医療介護総合確保基金を活用した介護ロボットの導入支援: 新型コロナウィルス感染症の発生によって職員体制の縮小や感染症対策への業務負荷が増えている現状を 踏まえ、更なる職員の負担軽減や業務効率化を図る必要があることから、以下の更なる拡充を行う。【規定経費対応】
介護施設・事業所に勤務する職員の乳幼児に対する保育を行う介護施設・事業所内保育 施設について、今般の小学校の臨時休校に伴い、介護提供体制の維持及び子どもの居場所 確保の観点から、介護施設・事業所内保育施設が追加的に実施する学童保育に要する経費の財政支援。
【規定経費対応】
新型コロナウイルス感染症により休業や事業を縮小した医療・福祉事業者の資金繰りについて、(独)福祉医療機構による無利子・無担保等の優遇融資を実施する。
令和2年度 補正予算:1,250億円(財政融資資金) 41億円(政府出資金)