月刊 老施協 2018年7月号

ニュース月刊老施協

介護現場の声を一緒に国政に届けていこう

栃木県老施協21世紀委員長 宇都宮市議会議員 かくた充由(みつよし)さんとの対談

 
 

    そのだ:来年夏に行われる参院選において、全国老施協は角田さんを組織内候補として擁立することを決めました。私以上に介護の現場を理解し、栃木県老施協の青年部である21世紀委員会の委員長としても活躍されています。率直なお気持ちはいかがでしょうか?
    かくた:期待にしっかりと応えないといけないと、ひしひしと感じているところです。私は20年前から介護の現場に携わり、今は特別養護老人ホーム元氣の里で施設長、栃木県老施協の副会長や青年部の21世紀委員会で委員長を務めさせていただいております。こうした活動を通じて、介護報酬改定が現場に与える影響、処遇改善を含む人材確保の大変さを肌で感じており、今後は国政の場でそのだ先生をはじめとする皆さんと手を携え、課題の解決に取り組んでいきたいと考えております。
    そのだ:政策は国が立案しますが、現場の声をしっかりと反映させ、介護が必要な方々の助けとなる内容にしないといけません。2000年に介護保険が始まり措置から契約の時代に移りましたが、3年ごとに制度の内容を見直す機会が設けられています。先の報酬改定では6年ぶりにプラス改定をみんなの力で勝ち取ることができました。これからも、地域の方々や介護施設で働く職員の皆さんのニーズをくみ取った改定になるよう、一緒に活動する仲間になっていただければと思います。介護現場に精通した我々が現場の声を伝え、政策を作っていかないといけません。今後も基本報酬引き上げ、処遇改善、施設での看取り体制の強化など、いくつもの課題はありますが、現場で一生懸命やってきたなかで知り得た要望や声を、ぜひ国政にぶつけていきましょう。
    かくた:介護現場の最前線にいるだけでは変えられないこともあります。これまで宇都宮の市議として、地域の実情に合った福祉の政策を中心に扱ってきました。国政の場に移しても、今までの経験を活かしながら、さまざまなことを訴えていきたいと思います。
    そのだ:頑張っていきましょう。

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