そのだ修光

そのだ修光

ニュース

月刊 老施協 2021年5月号

コロナ禍での介護現場の頑張りに感謝を申し上げたい

対談相手:田村憲久 厚生労働大臣・衆議院議員

今月は、新型コロナ対策の指揮を執る田村憲久厚生労働大臣とお話しをする機会をいただき、コロナ対策などについて語り合いました。

そのだ:本日はご多忙のところ、ありがとうございます。

田村:高齢者施設の皆さまには、コロナウィルス感染症拡大防止に大変なご苦労をおかけしています。

そのだ:私は国会の場などで、介護現場の職員が献身的な努力をしている実情を訴え、政府に対して感染拡大防止策の充実を求めてきました。厚生労働省には、職員への慰労金支給をはじめ、介護報酬改定での基本報酬の特例措置なども手当てしていただきました。

田村:全国老施協の皆さんの声は、施策を検討するうえで参考にさせていただいています。

感染拡大を抑えこむうえで、高齢者施設等でのクラスター対策は非常に重要であることから、従事者等の集中的検査の実施等に取り組んでいますし、自治体には、施設で感染者が出た場合に備えて、感染制御・業務継続支援の専門チームをつくっていただき、施設による相談への対応や、必要に応じてチームを派遣していただくことをお願いしています。

そのだ:ワクチン接種も進んでいます。

田村:ワクチンについては、高齢者施設の職員の皆さんを高齢者に次ぐ接種順位としたほか、一定の要件を満たした高齢者施設の職員と高齢者を同時に接種することを認める旨の通知を1月に発出しました。

そのだ:退院した高齢者の受入れについてもご配慮いただきました。

田村:新型コロナウィルスで入院し、回復した高齢者を受け入れた施設には、特例で介護報酬を上乗せしています。

そのだ:病床の逼迫を防ぐために必要な施策ですが、患者のご家族様が他施設への入所を拒まれ、退院が進まないという現状もありますので、一般市民に向けても丁寧な「退院基準について」のアナウンスをお願いします。また、近畿圏や首都圏では、多くの自治体で病床が逼迫してきているなか、介護施設内で感染者が発生した場合、一定の条件の下、医療機関に入院させず施設にそのまま入所を続けるよう、自治体から指示を受けることもあるようです。我々もできる限り協力していきたいと思っていますが、治療設備や専門的知識が十分でなく、他の入所者への感染の危険性も大きいことから、大変不安に感じているのが実情です。

田村:その件については自治体に施設内の感染者の入院について最大限の配慮を働きかけ、仮に入所継続となった場合は、入所継続措置の前提となる諸要件の遵守を徹底したいと考えています。

そのだ:医療機関に対しては新型コロナ病床を設けた場合の補助金制度が設けられていますが、介護施設の負担や努力に対しても、ぜひ何らかの経済的な支援措置をご検討いただきたいと思います。

田村:介護現場の皆さまには、これまでも多くのご協力をいただき、大変感謝しています。皆さまの安全の確保のためにも、感染対策の徹底を改めてお願いさせていただくとともに、厚生労働省としても、引き続きしっかりと支援を行っていきます。

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