そのだ修光

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ニュース

月刊 老施協 2019年8月号

介護現場の皆さんの心に響く働きかけが必要

対談相手:  野澤髙一 株式会社アノン代表取締役

今回は株式会社アノン代表取締役の野澤髙一氏をお招きしました。野澤氏は、調査・選挙プランナーとして幅広く活動されています。今回の参議院議員選挙を振り返っていただくとともに、介護業界を代表する国会議員を増やすことの意義などについてお話をお聞きしました。

そのだ:7月の第25回参議院議員選挙では自民党・公明党が71議席を獲得し、非改選の70議席と合わせて141議席として野党等の104議席を圧倒する形となりました。選挙プランナーである野澤さんは、今回の選挙をどのように見ておられますか。

野澤:残念だったのは50%を割り込んだ低投票率です。タレント候補もいましたが、超有名人ではなかった。そんななか、耳目を集めたのが、れいわ新撰組とNHKから国民を守る党でした。主張の是非は別として、17日間、自分たちが何をしたいのかを訴え続けたのは事実で、情報発信力が強いからマスコミも扱った。しかし、私としては福祉などについてより具体的な論争が聞きたかったですね。

そのだ:おっしゃる通りです。高齢化が進み、介護はますます大きな政治テーマになるのは間違いないのですから。

野澤:医療のほうは多くの医師が国会議員になっていますし、薬剤師も議員になっています。介護の代表ももっと増やさなければなりません。

そのだ:介護業界にはこれだけ多くの人が働いているのですから、障害者系で一人、高齢者系で一人というように、複数の代表がいてもおかしくありません。

野澤:全国老施協のように組織内候補を立てられる職能団体はごく一部に限られます。このことは誇ってよいことであり、大いに活かすべきことでもあります。

そのだ:介護現場の声を国政の場に届けるため、3年後の参議院議員選挙に向け、全国老施協としてどのように取り組んでいくかですが、組織内候補を擁立するにあたっては、施設の理事長や施設長の方だけでなく、現場の職員の皆さんすべての心に響くような働きかけが必要だと感じています。

野澤:職員の皆さんは日々高齢者に向き合うことに一所懸命でしょう。政治は縁遠いものと感じているかもしれません。しかし、皆さんの暮らしや生活のあり方の基礎を決めるのが政治です。介護に関しても、ご利用者様のためにも、職員皆さんの自己表現のためにも、より良い職場環境を整えていくことに政治を役立たせていく必要があります。

そのだ:政治に携わる者の一人として、今後も介護をより魅力のある仕事にしていくために尽力し、国民の皆さんが安心して介護を受けられる社会をつくっていきたいと思います。

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