そのだ修光

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月刊 老施協 10月号

女性にとって美容は生活の一部 ビューティケアで社会に貢献

一般社団法人美容福祉協会 代表理事 荒井美佳さんとの対談

そのだ:「社会福祉ビューティケア」の普及に、ご活躍なさっているとお聞きしています。

荒井:私は、愛知県を中心にエステサロンを経営しています。15年前からボランティアとして介護施設などを訪問し、QOLの改善や認知症の予防・緩和を目的に、メイクやネイル、シニアヨガといった、高齢者へのエステ、美容、身だしなみに対するケアを行ってきました。2010年に、取り組みをさらに広げたいとの思いから一般社団法人を立ち上げ、社会福祉に貢献する美容を「社会福祉ビューティケア」と定義し、その理論と実践に関する研究・普及活動を進めています。

そのだ:「美容福祉士」という民間資格の認定も行っているそうですね。

荒井:美容と介護を正しく理解し、社会福祉ビューティケアを安全に提供できる人材を育てることを目的に創設した、当協会独自の認定資格です。現在、全国で158人の有資格者が活躍しています。介護現場で働く職員の方が資格を取得し、日々の業務のなかで活用しているケースもあります。多くの女性にとってメイクは自己流で、他から学ぶ機会はあまりありません。介護職員の方には、資格取得をモチベーションにつなげていただければとも考えています。

そのだ:施設介護は暮らしの延長とはいえ、自由に出かけられない方もいます。そこに美容福祉士の方が訪れ、コミュニケーションを図っていただけると、利用者様は喜ぶに違いありません。介護現場は人手不足が厳しく、利用者様の美容面までカバーできないことが多い一方、お化粧などに興味がある高齢者はたくさんいます。それに応える協会の活動や美容福祉士は大変ありがたい存在です。美容は生活の一部で、それが叶えられないと、いろいろな機能が低下することも考えられます。

荒井:ハンドマッサージをしたら気分が落ちついたり、アロマのお風呂に入っていただくことで寝つきがよくなるなど、日常生活に美容を取り入れることで、実際に何らかの効果が見受けられます。今、地域包括支援センターと協力し、近隣に住む高齢者にメイクをレクチャーし、そのままおでかけするというイベントも実施しています。健康寿命の延伸にも貢献していきたいですね。

そのだ:多岐にわたる活動をされていますね。これからも、ますます活動を広げていっていただければと思います。本日はありがとうございました。

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