64歳誕生日〜新ライフワーク

近況報告

こんばんは。本日64歳の誕生日を迎えました。お祝いの言葉をくださった皆さん、ありがとうございます。100年に1度の国難ともいえる新型コロナウイルス感染症との闘いの1年でしたが、振り返ると、良いことも沢山あった一年でした。

全国の皆さんと対面で会うことは叶いませんでしたが、オンライン会議で全国の介護現場の皆さんと、コロナ対策や介護報酬改定などについて、直接質問やご意見をいただき、また国政報告をした体験は私のなかで新しい可能性を感じるものでした。また、再生可能エネルギーやオンライン診療、ケアテックなど、新しい取り組みを推進する若手起業家や好奇心旺盛な企業家と多く出会うようになり、コロナ禍だからこそ、この逆境を吹き飛ばし、日本の新しい未来を創るため、新しい取り組みをどんどん応援したいと思うようになりました。

なかでも、新たなライフワークとして、再生可能資源・エネルギーの推進に取り組んでいます。衆議院時代、鹿児島第二選挙区で奄美諸島などの島しょ部も自分の選挙区だったことから、島しょ部の暮らしのインフラについてはずっと問題意識を持っていました。島しょ部はインフラコストが高いのです。人口は少ないのに、電気・水道等料金は高く、自治体、島しょ部に住んでいる人々にのしかかってきます。

そのきっかけを得たのが、SDグリーンエナジーの漆谷さんとの出会いです。漆谷さんの会社は、集落をカバーできるくらいの、高さ15mの小型風力発電機と関連するマイクログリッドシステムを製造、構築しています。大きな洋上風力発電機は稼働率が低く、またメンテナンスコストが高いのが課題ですが、小型風力発電機は風の向きに合わせて風車を動かすことができるので稼働率が高く、安定的に電気を供給することができます。設置・メンテナンスも地域の電気屋さんや若者を教育すればできるようになるとのことで、CO2や放射性廃棄物等の心配のいらない地産地消の低コストエネルギーができることになります。雇用も生まれます。島しょ部での暮らしのインフラの心配をせず、雇用があり、住み続けることができたら、日本の国土を守る、という安全保障にも寄与します。ちなみに、こちらの小型風力発電機は、漆谷さんがスコットランドでベンチャー会社を起業し、現地の会社から顧客、技術、工場、雇用などの譲渡を受け、事業再生させたものです。今では、南極や油田などを含む世界中約6000箇所以上の場所で使われていて、世界では認められている技術なのです。

先人たちも、逆境があると、工夫して、生き延びようとしてきました。64歳の年も、皆さんとの出会いに感謝し、皆さんとともに、前向きに楽しく、ポストコロナのニューノーマルを創造していきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします!