謹賀新年 2019

近況報告

年頭にあたり謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

 皆様のお力添えで国会に送り出していただき、2年半が経ちました。その間様々な立場の方々よりご指導ご鞭撻をいただきながら、ひたすら「国民の生命と生活を守る」活動に邁進してまいりました。ここにあらためて厚く御礼申し上げます。

 昨年、日本には多くの災害が起こり、各地に甚大な被害を及ぼしました。私は参議院災害対策特別委員の理事として、西日本豪雨災害の被災地である岡山県を視察いたしました。また、全国老施協の石川会長とともに北海道胆振東部地震の被災地である厚真町、むかわ町、安平町を視察し、迅速な災害復旧対策への取り組みを続けています。あらためて被害に遭われた皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

 昨年の第196回国会(常会)においては、最重要法案である「働き方改革」関連法案可決に先立ち、参議院本会議にて自民党を代表して賛成討論者として弁論に立ちました。その後の第197回国会(臨時会)では、参議院厚生労働委員会の筆頭理事を拝命し、中央省庁による障害者雇用水増し問題、改正水道法、改正入管法などの大きな議題に向き合いました。

 昨年の夏には、日メコン議連の一員としてベトナムなどにおもむき、フック首相や担当の方々と介護の技能実習生の送り出しについて意見交換をしました。その際に「今はまだ日本に来たい!と思ってもらえているが、急がないと人材は韓国、台湾、中国やドイツなどのヨーロッパの国々に行ってしまう」と切実に感じました。

 今の日本の介護現場は深刻な人手不足に悩まされています。逼迫した状況に対応するために、外国人材にとって日本という「働く場所」の国際競争力を上げていくための環境づくりを今すぐ始めなければいけない、と私は考えています。昨年末に可決成立した改正入管法は、単に労働力として外国人材を受け入れるのではなく、多文化共生社会を作って、これからの日本を支えていくというものです。介護現場の状況を肌で知る者として、厚生労働省と連携し、しっかり現場とコミュニケーションを取りながら、良い制度を作っていきたいと思います。同時に、施設・事業所に勤務するすべての職員のための処遇改善など、持続可能な介護分野のために、真摯に力を尽くしてまいります。

 もうすぐ招集される第198回国会(常会)においても、ニッポンの社会保障・災害対策、そして鹿児島の発展のために目一杯働きます。

 本年五月には、徳仁親王が天皇にご即位される改元となり、日本は新たな御代を迎えます。

 この一年を新たな時代の先駆けとして、国民の皆様にとって幸多く希望にあふれた年になるように、私そのだ修光も、未来を創造するヒトづくり、生き活きした社会の構築に向け、引き続き精進したいと思います。

 今後共ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

平成31年 元日
参議院議員 そのだ修光