謹賀新年

近況報告

あけましておめでとうございます。

 昨年7月の第二十四回参議院議員選挙にて、全国比例で立候補し、当選することができました。あらためて皆さまからの一方ならぬお力添えをいただいたことに、厚く御礼申し上げます。

 参議院議員になり、早五ヶ月。本国会では、参議院厚生労働委員会で次席理事、災害対策特別対策委員会で理事、また、自民党の内閣第一部会副部会長、一億総活躍推進本部事務局次長を拝命いたしました。

 そして、所属する厚生労働委員会が審議の中核を担い、将来世代にも公平な年金支給を行うための新たなルール等を盛り込んだ「改正国民年金法」や、患者の雇用継続に配慮求める「改正がん対策基本法」、悪質業者を排除する「養子縁組あっせん法」、対象職種に「介護」が追加される等の「外国人技能実習制度改正法」等が成立しました。また、災害対策委員会では、台風十号や熊本地震等の被害状況を視察調査し、対策を急ぎました。

 参議院会館では、介護、保育のご要望、そして台風十号や鳥インフル被害をはじめ、離島振興、農業、漁業、公共事業整備関係の各種来年度予算等、鹿児島の皆さまのご要望も、日々、いただいております。これらの実現に向けて、各省庁や党役員と密に連携をしています。

 本年は、特に、「日本版CCRC」の推進に力を入れたいと思っています。深刻化する都市部の高齢化問題。人口が減少し、定員割れが進む地方の介護施設。地方の雇用を支える介護医療産業。都市部のシニア層を地方に迎え入れ、地元の人々との融合を進め、「生涯活躍のまち」をつくることで、新たなライフスタイルの提案と経済の好循環を図ります。

 いよいよ、通常国会が始まります。また、来年度は平成三〇年度の診療・介護報酬同時改定に向けて、本格的な審議がはじまります。引き続き、安心できる老後、安心して子どもを産み育てられる社会の実現に向け、ケアの担い手にとって魅力的な雇用の場としての介護事業や保育事業を整備し、そして、どんな家族形態であって、また障害の有無に関わらず、安心して介護や保育、教育を受けられる環境を整えて参ります。

 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
 末筆ながら、皆さまのこの一年のご多幸を祈念いたします。

平成二十九年元旦 参議院議員 そのだ修光

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