そのだ修光

そのだ修光

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災害対策委員会で質問いたしました。

 質問に先立ちまして、本年7月に九州北部をおそった豪雨災害により、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々にお悔やみを申し上げますとともに、けがをされている方々、今なお不自由な生活をされている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

 それでは、質問に入りたいと思います。
 始めに、先ほどの大臣からのお話にもありましたが、先日猛威を振るった台風第5号についてお聞きします。7月21日に発生した台風第5号は、太平洋を迷走しながら本土に上陸し、西日本・東日本を通過し、大きな被害となりました。この台風により、私の地元でもあります鹿児島の奄美地方では、72時間の降水量が657.5ミリとなるなど、50年に一度とも言われるほどの記録的な降水量となりました。
 そこで、まずこの台風第5号による奄美地方をはじめとした鹿児島県内の被害状況を詳しくお聞かせください。また、今後の対応として、財政的な支援など、政府として考えている対策がありましたら併せてお伺いします。

 次に、先月発生し、甚大な被害を及ぼしました九州北部豪雨についてお聞きします。
 こちらの被災地には、私も本委員会の派遣委員として現地を視察しました。関係者の皆様のご努力により、復旧・開通している道路もあり、先般の河川法等の改正により可能となった、県に代わって国等の権限代行による河川の復旧も行われています。しかし、一方で、至る所で流木が発災当時のまま残されている光景も目にしましたし、未開通の道路もあると聞いています。
 今回の豪雨では38万立方メートルの流木が発生したとされていますが、国は、これらの流木の処理、河川や道路等の復旧の見込みについて、いつ頃になると考えているのでしょうか。
 できるだけ速やかな復旧をお願いしたいと思います。加えて、復旧に際しては、単に以前と同様に原形復旧するのではなく、道路であれば、被害を受けにくいルートに変更したり、河川であれば、堤防を嵩上げするとともに、安全に流せる水量を増やすなどの機能向上を図る「改良復旧」を進めていくことも必要であると考えますが、政府の見解を伺います。

 派遣の際に、水田や果樹園等に土砂が流れ込み、壊滅的な状況となっているのを目にしました。また、灌漑施設は麻痺し、農業機械や工業機械類も使用不能となっているとの説明も受けました。小川福岡県知事のお話では、被害のあった地域は高齢化が進んでおり、経営者もお年を召している方が多いとのことです。農地や機械等を復旧させるには多くの費用が必要となりますが、支援が不十分であったり、時期が遅ければ、事業を継続する意欲が失われていくことになりかねません。このような状況下で、農林業・商工業経営の継続に向け、国はどのような支援を講じていくのか伺います。
 産業の担い手が失われることは、地域社会の衰退にもつながっていきます。経営者にとって希望が見いだせるような支援を、早急にお願いしたいと思います。

 派遣の際に、大分県日田市内を流れる花月川に架かる、JR久大本線の鉄橋が倒壊した現場を視察しました。
 温泉街として有名な日田市や湯布院・別府を通る久大本線は、市民のみならず、観光客の移動手段としても重要な役割を担っています。また、同じく視察をした東峰村などを通る日田彦山線は、山間地域の方の交通手段として長く用いられてきました。鉄道の復旧も、日常生活を取り戻す上で非常に重要だと考えます。国としては、JR久大本線及び日田彦山線の復旧の見通しをいつ頃と見込んでいるのか伺います。
 観光産業にも大きな影響を与える鉄道の復旧についても、いろいろと工夫を重ね、できるだけ早期に実現するよう取り組んでいただきたいと思います。
 
 鉄道についてもう一点伺います。自民党では、災害で運休している鉄道の、復旧の補助制度の改正を検討しています。現行では、黒字の鉄道会社の路線については、国の補助の対象外であったところを、黒字の会社であっても、被災した路線が赤字であれば、国の補助が出せるようにするものです。この改正が実現すれば、今回の豪雨災害で不通となった鉄道の復旧も加速化することができるのではないかと考えています。
 そこで、国土交通省に伺いますが、仮にこのような制度改正が講じられた場合、被災鉄道復旧への影響・効果についてどのような認識を持っているか、所見をお聞かせください。

 九州北部豪雨では、大規模河川よりも、県が管理することになっている中小河川において、堤防の決壊や護岸の損壊など大きな被害が生じたと聞いています。中小河川は、急勾配で川幅が狭いものが多いため、土砂崩れ等による大量の土砂や流木が流れ込むと短時間で氾濫するおそれがあります。
このような危険性を河川ごとにしっかり検証し、水位計の設置や監視体制の強化、堤防の強化等、ハード面の対策とともに、避難訓練・避難体制の充実、自治体との連携等、ソフト面の対策も、一体となって取り組む必要があると考えます。これらについての国の考え、対策をお聞きします。

 九州北部豪雨においても、各所で集落の孤立化が発生しましたが、高齢者の多い集落もある中、国は孤立化対策として、どのような対策を講じていくのでしょうか。また、有事に備え、平時における対策も必要かと思います。これらについて、小此木大臣の考え、対策をお聞きします。